疑わしきは...

いつもダイアロスの平和のため、その気高きお心をもって私たちを見守り導いてくださるシレーナさま。

今日もここ、ビスクの港は平和です。






















こちらはシレーナさまの真向かいに位置するレラン直営の食料品店。

ここの女主人のメニィさんは、とても気さくでざっくばらんな性格で、まさに肝っ玉母さんのような人。
料理修行に励むレランたちに調味料などを販売くれる、港でもとても愛されている人物です。

しかし、それは世間的な表向きの姿。
その正体は、謎肉謎水を信奉する闇の神秘主義者の刺客からシレーナ様をお守りする任務につく、レラン組織の中でも屈強の女SPなのですっ！。
...今思いついたんじゃないよね？ね？　(ﾟ∀ﾟ；)

今日はそんなメニィさんからもいろいろ最近のシレーナさまのご様子を教えてもらいながら、一緒にSP警護のお手伝をしてきました。

すると、あることに気がついたのです。

















この男の名は　カマロン。
「カマロン」とはスペイン語圏の名前。
ポルトガル語では「エビ」の意味だとか。
どこか頼りなさげな、おどおどした表情。ちょっと胡散臭げな眼差し。
いつもシレーナ様の一番近くのお隣という特等席に居座るこの人物。
はっきり言ってpieは嫌いです。（ぉぃ














ずっと観察していると、シレーナさまは普段は絶対にカマロンのほうを向かないのです。時々、あたりを見渡すように視線を動かすシレーナ様ですが、もうちょっとでカマロンが視界に入るか入らないかのあたりで、すぐに視線を戻してしまうのです。
それは当然と言えば当然ですけど。カマロンのような小人物、シレーナさまともあろうお方が御気に留めるわけもなく...まさにアウトof眼中。 死語...(ﾟ∀ﾟ*)

しかし、一方で怪しいのはカマロンです。
シレーナ様が反対側を向いた隙に、なにやらこっそりシレーナ様に悟られないように盗み見をしているようなカマロン。
怪しい...怪しすぎるのですっ。

大変お美しいシレーナ様です。
きっと誰でもそのお姿に魅了されずにはいられないでしょう。
もし小心者ゆえに視線を合わせることができない、後ろからそのお姿を眺めることしかできない...というなら、まだ許せるのですけれど。

カマロンの視線は....シレーナ様のお手元のレランの重要書類にも及んでいます。
そんな瞬間を収めようとした拡大写真が上。


ひょっとしてカマロンは、神秘主義組織が送り込んだスパイなのかも知れません。
あの挙動不審さ、おどおどした感じは、まさに疑わしきところ。
もし本当にそのようなことであればシレーナ様が危険ですっ。
なんとかしなくては....

しかし、まだ確証が掴めたわけではありません。
それに、今の段階ではまだシレーナ様のお耳にいれることで、かえって余計にお心を煩わすことになってしまうかも知れません。

なに、もし本当に神秘の間者だとしたら、こっそり処理して海に沈めておけばいいのです...


そこで、メニィさんには護衛監視の強化をお願いして、いつもの活動に戻ったのでした。




















この迫力。きっとカマロンなんてイチコロです。